(#005 2020/2/4)
2020年度8地区強化指定選手合同体力強化合宿

宮崎県のフェニックスシーガイアリゾートにおいて、2020年度8地区強化指定選手合同体力強化合宿が開催されました。
会場のフェニックスシーガイアリゾートはオリンピック強化指定選手の活動拠点となっており、全打席天然芝のドライビングレンジや高低差のあるバンカーを備えたショートゲームエリア、また器具の充実したジムも併設しており、抜群の練習環境が整っております。
本合宿は今年で7回目となりますが、過去にこの合宿に参加してきた選手の中からは、数多くのナショナルチームメンバーが誕生しております。
今回は4日間の日程で、トレーニング・テクニカル・栄養・スポーツ心理学など、あらゆる分野で世界基準の強化プログラムが提供されました。

男子:2020年1月27日(月)~30日(木)  原田竜成(2 回目) 三上優心(初参加)
女子:2020年1月30日(木)~2月2日(日) 倉林 紅(初参加) 遠藤吏紗(初参加)



立位トレーニング
トレーニング

普段行っているトレーニングのレベルを一段階上げることを目的とし、下半身強化のための立位トレーニング、持久力を鍛えるサーキットトレーニングや砂浜でのランニングなど厳しいプログラムで行われました。
ゴルフは姿勢が最も重要視されるスポーツですが、足元が不安定な砂浜でトレーニングすることは姿勢を維持するための訓練になります。選手たちは慣れない足場に苦労しながらも、しっかりと自分の姿勢を感じながらトレーニングしました。
持久系のトレーニングでは心拍数が180を超える数値まで上昇、各選手が限界まで自分を追い込みました。
選手は連日筋肉痛となりましたが、補食や栄養バランスの良い食事、トレーニング後のクールダウンなど、次の活動のためのリカバリーの方法も学びました。
トレーナーから、シーズンに向けての体づくりをどう計画していくかが大事で、トップアスリートになればなるほど体の細かい所まで目を向けなければなりません。日々、自分の体に問いかけながらトレーニングを継続してほしいとの話がありました。


サーキットトレーニング
スプリント
持久力トレーニングの後に脈拍を測定

サイドジャンプ
ラムジーウォーク
クールダウン

ナインボールドリル(球筋の打ち分け)
テクニカル

テクニカルの練習では、ロングゲーム・アプローチショット・パッティングの3つのステーションに分けて、ナショナルチームが実施しているものと同様のスコアリングドリルを実施。自分の弱点を知って、今後自分で練習メニューを組めるようにすることを目的とし、今まで使ったことのないクラブでのアプローチショットや、球筋の打ち分けを点数化したりと、本人の気付きを促すプログラム構成となりました。
日々、何となく練習するのではなく、点数をつけて常にパーソナルベストを更新していくことがスコアの向上に結び付きます。ドリルを継続してやっていくことで自分の弱点を知り、次の練習計画へとつながる、これが世界基準・ワールドクラスの練習だと説明がありました。
スコアリングドリルの実施によりナショナルチームメンバーもどんどん成長し、結果は実証されています。点数化することで今自分にとって良い手法は何なのか見つけることができます。最後には、自分のやり方を変えることを恐れずにどんどんチャレンジしてほしいとの話がありました。


コーチがプログラムについて打合せ
スパイラルドリル(3~12フィート)
点数化して自分の傾向を把握する

キャリーとランの比率を知る
バンカーショットの指導
アプローチの対抗戦

目標設定の講義
講義

栄養の講義では、「アスリートにおけるバランスの良い食事の考え方」をテーマに、以下の5つの項目について講義がなされました。
① ウエイトコントロールについて
② 食事の整え方について
③ トレーニング前後、試合時の食事について
④ 水分補給について
⑤ 睡眠について

アスリートの三本柱は、運動(トレーニング)・栄養(食事)・休養(睡眠)です。どの競技でもトレーニングが重要視されがちですが、競技力向上のためには栄養と休養は不可欠です。土台となる体が良い状態でなければ良いパフォーマンスは発揮できません。
勝つためには、自己管理能力(毎日の体重測定や活動を予測して食べるトレーニング)を鍛え、主食・主菜・副菜・乳製品の取れるバランスの良い食事、欠食や好き嫌いをしないことが重要です。講義後の夕食では、教わった内容を元に夕食を取り分け、講師からアドバイスがなされました。

目標設定の講義では、まず去年1年の自分の目標について、何%くらい達成できたか、目標は難しすぎたり簡単すぎたりしなかったか等を振り返ったうえで今年の目標を立てました。
目標を達成するためには、小さな目標(スモールステップ)を築くことが効果的で、効果が見えやすく、やる気を維持・向上しやすいメリットがあります。また、具体的・測定可能・挑戦的で達成可能な・適切・時間的な制限を設けることがポイントです。
また、ガレスジョーンズコーチから紹介された“DEEP”Practice「より深い練習」にも話が触れられました。これは一度失敗すると最初からやり直しになるような厳しい練習のことで、ストレスを感じることからみんな避けがちになります。しかし、通常の練習を1時間やるよりも、ストレスを感じる練習を30分行う方が断然効果的です。グループを作って勝負するなど、遊び心が持って楽しく練習する工夫をしてくださいとの話がありました。


講義の内容を基に食事を取り分ける
しっかり栄養を取って午後も頑張ります!!

参加選手から感想

原田竜成:2回目の参加でしたが、今回は昨年の自分を超えることを目標としました。砂浜でのランニングでは、自分を追い込み、昨年よりも速く走ることができ成長を感じられました。テクニカルでは、ナショナルチームが実施しているドリルや練習方法を学んだので、今後の練習も実践していきたい。ご指導いただいた先生方やスタッフの皆様、仲間に感謝し自分のゴルフで恩返しができるように頑張っていきたい。

三上優心:合宿に向けて心や体の準備をしてきましたが、周りのペースについて行けず悔しかった。しかし、先生方やスタッフの皆様に支えられて最後まで乗り切ることができた。今回ご指導いただいたことを持ち帰り、自分のものにしていきたい。来年またこの合宿に参加して、今度は自分が一番になれるように頑張りたい。本当にありがとうございました。


倉林 紅:今回初めて参加をして、思うように行かず大変だったし、トレーニングではみんなについて行けずとても悔しい思いをした。学んだことを大切にしてこのシーズンに活かし、来年はもっと上にいけるように頑張りたい。今の自分に足りないものをみつけることができ、本当に貴重な経験ができた。JGAの皆様、スタッフの皆様4日間本当にありがとうございました。

遠藤吏紗:トレーニングでは全てのメニューに参加できず悔しい思いをした。また自分の体力の無さをも感じた。普段行っているトレーニングでも、正しい姿勢でできていないことがわかったので今後のトレーニングに活かしたい。また、ケアをしっかりと行い、丈夫な体でシーズンを迎えるようにする。JGAの皆様、ご指導いただいた先生方に感謝に感謝し、自分に足りないものを克服できるよう頑張っていきます。この合宿に参加させていただき本当にありがとうございました。

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